Smily Books Blog 2023年7月更新中

スネアサウンドについて(その1)

Snareってスナッピーが裏ヘッドについてるのだけど、
これがまずはサウンドのキモなのかなと。タムにはそもそもついてないし。。
スティックでショットした時にスナッピー+裏ヘッドの締め具合であのじゃらじゃらしたのが、どれだけ振動するかが決まってくるわけで。言葉で書くとややこしい話ですが、
1.スナッピー張り緩め+裏ヘッド張り緩め
2.スナッピー張り緩め+裏ヘッド張り強め
3.スナッピー張り強め+裏ヘッド張り緩め
4.スナッピー張り強め+裏ヘッド張り強め
以上、こざっぱりと分けちゃうと、僕は4を採用してます。
当然ヘッドは表より裏の張り強めです。
要するに裏ヘッドはスネアが壊れない程度?にほぼ目一杯強く張って、
スナッピーも今のスネアではほぼ目一杯ネジ締めてます。
チューニングらしい事してるのは表ヘッドのみです。
でも特段難しいわけではなく、表を裏同様に張ってしまうと音が詰まってしまうので、そうなる手前で止めるという感じ。
あと、張り方としては対角線上に締めていくのは当然ですよね。
自宅とかで張る場合、ノーミュートでは近所迷惑、かつ倍音デカ過ぎて、チューニングできるような音のチェックができないので、タオルとかをヘッド中央に置きつつ、
ネジを締めたら、その近辺を叩いて音程チェック、
次のネジを締めたらまたその近辺叩いてチェックの繰り返しです。
んで、全体の音程が同じになれば「まずは」OKです。
わざわざ音程をAにするとかB♭だとかいう事も当然ながらしません。
「まずは」OKとしたのは、自宅でチューニングしてると当然、
デカい音の鳴りがどうだかの最終チェックができないので、最終チェックはそれができる所、普通はスタジオに持ち込んだ時にやることになります。
すると(これは経験的なんだけど)たいてい、思ってたより表ヘッドの張りが甘くなってることが多いです。
自宅じゃソフトにしか叩けないので、どうしても倍音気にならない程度に張り緩めでセッティングしがちかと。
スタジオじゃ、フルショットできるので、張りを強くしても倍音鳴り?が気にならなくなるかと。
んで、最後の仕上げがミュートになるのですが、スタジオの広さで、ミュートの量を調節してやります。広い部屋は音も回りにくいので、ミュート少なめ、狭い時はミュート多めです。スネアの音量に合わせて、バンド全体音量デカくしちゃって、音が回っちゃったらNGなので、狭い所は特にその辺は気をつけないとダメかなと。
スネアの音って、当然ながら叩いてる自分が一番デカく聴こえてる訳で、
他のメンバとは音色が違ってきます。
DR本人が聴いてちょい倍音出過ぎかな?くらいで、実は他のメンバにはちょうど良かったりします。この辺はDRセットから一番遠い位置で演奏してるメンバもしくは一番耳の良い人、
もしくはVOの人あたりに確認してもらうと良いでしょう。
歌物はVOが気持ちよく歌えるかどうかがポイントなので、
VOが歌ってて、邪魔になるスネアの音はいくらDRが気持ち良くてもNGかと。。
。。あ、これはそもそも皆でせーので生音聴きながらバンドで確認する場合で、
レコーディング、あるいはラインで皆ヘッドフォンみたいな時は当然変わってくるでしょうね。
あとは、スタジオで個人練習なんて時は、自分さえ気持ち良ければその時はとりあえずOKなわけだし。
いずれにしても、スタジオでスネアノーミュートは自分の音の好みからもちょっと考えられない。
一度だけノーミュートでOKな時があったけど、
それは野外ライブ&PAの腕が○&スネアコンデション○の時だけだった記憶。。
PAさんが○だとモニタの返しがうまくて、軽く叩いても気持ちの良い音返してくれます。
それに野外だとよけいな?生音や倍音聴こえにくくなって、モニタの音が気持ち良ければそれだけでノレちゃったりしますね。
逆にライブハウスでは、気をつけないとすぐ生音がモニタかき消しちゃうので、ミュートは必須です。
本番でも自分のモニタ聴こえるように軽くショットすれば良いのでしょうが、さすがにそれはストレスがたまるので、
ストレス発散?も兼ねてやはりミュートは必須です。
いずれにしても、箱で自分の音が気持ち良く聴こえる事は皆無ですね。
そもそもDR本人はDRに近付き過ぎてるっていう致命的な問題があるので、自分の生音がデカ過ぎてモニタ聴こえないなんて時は、小さく叩くしかないんでしょうね、本当は。
ライブは客側で聴こえてる音が全てなわけで、DRはそれを想像して割り切って考えないといけないんでしょうが、
なかなかそこまで大人にはなれないところもあるわけで。。