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SEのための図解技術 開米瑞浩(翔泳社)

1.SEの4つの視点
(1)定量把握
(2)制御システムの発想
(3)抽象化(部品を抽象化した形でまとめあげる力)
(4)スコ-ピング(限定した範囲の中で分析できる力)

2.多変量解析に学ぶ事
(1)図解に必要な定量尺度
①比例尺度(金額など)
②間隔尺度(気温など前後の相対値に意味があるもの)
③順序尺度(順位など順番に意味があるもの)
④名義尺度(ただ名義上の分類であり、ただの種別)

3.主要な図解パターン
(1)テーブルの二つの用途
デシジョンテーブル
②比較表
(2)グラフの使い分け
①分布や相関(散布図)
②経過(折れ線グラフ)
③内訳(円グラフ、帯グラフ)
④比較(レーダーチャート、棒グラフ)
(3)時系列関係
①フローチャート(1人の仕事順序)
②アクティビティチャート(複数の仕事順序)
③シーケンスチャート、コラボレーションチャート(リーダとメンバで行う仕事順序)

4.制御システム的理解
(1)PTFF
①Parts(どの部分が)
②Timing(いつ)
③Function(どんな働きをして)
④Formation(どう繋がるか)
(2)フレームワーク
ユースケース
 誰が(アクター)どんな目的で(ユースケース)行うか
②アクティビティチェーン
 ①のユースケースを時間軸で分解し(アクティビティ)、
 アクティビティ毎のメカニズム(実現手段)とコントロール(制御する切っ掛け)
 を明確にする

5.時間経過に伴う動作の理解
(1)ステートチャート
あるオブジェクトに注目して、そのオブジェクトの全ふるまいパターンをまとめたもの
(シーケンスチャートやアクティビティチャートは複数のオブジェクトの関係図)
①State(オブジェクトの状態)
②Event(他のオブジェクトから与えられる作用)
③Action(他のオブジェクトに対して行う作用)
④Transition(状態遷移。Stateが変化する事)
・重要なオブジェクトのEvent/Action、Transitonをモレなく記述するのに都合が良い