世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント G・マイケル・キャンベル(総合法令)
1.プロジェクト計画フェーズ
(1)WBS:本当にやるべきことは何か?
①WPの大きさ
時間で分割(8/80ルール):丸1日(8時間)以下は細か過ぎ、2週間(80時間)以上は大き過ぎ
予算で分割:全PJの0.25〜2%
報告周期で分割:1週間以内
②WPの進捗管理
未着手(0%)、着手済み(50%)、完了(100%)の3種類で管理
2.プロジェクト実行フェーズ
(1)適切なリーダーシップのスタイル
①作業志向リーダーシップ
作業の完了を重視し、作業分担、パフォーマンス評価に集中する
②メンバー志向リーダーシップ
メンバーとの信頼関係、部下のニーズに関与を続ける
③報酬志向リーダーシップ
仕事の達成度に報酬を直結させる
(報酬には給与、昇進だけでなく、支援、激励、安心感なども含まれる)
(2)歩き回ってマネジメントする(MBWA:Management by Walking Around)
(3)実行指針
オープン・ドア方式(ODP:Open Door Policy)
組織の上位者と従業員は直接話し合う事ができる(Eメールも含む)こと
3.プロジェクト・コントロール・フェーズ
(1)対立を解消する
①個人間に発生する4つの対立
1人の個人、複数の個人間、グループ内、グループ間
②対立の原因
目標が一致しない、作業が具体的でない、管理手続きが煩雑、役割が不明確、技術的な問題(新技術リスク)
要員の調達と配置、予算とコスト、スケジュール、性格の衝突
③対立解消の方法
必要なものを提供する、当事者が話し合う、無視すべき時を知る、強権を発動する
(2)ゼロ・ベース予算方式(ZBB:Zero-Base Budget)
最重要の作業からリストアップし、概算のコストを上から順に累計し、
その値が予算総額に達した所で線を引く(線の下の作業は延期か中止とする)