Smily Books Blog 2023年7月更新中

世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント G・マイケル・キャンベル(総合法令)

1.プロジェクト計画フェーズ
(1)WBS:本当にやるべきことは何か?
 ①WPの大きさ
  時間で分割(8/80ルール):丸1日(8時間)以下は細か過ぎ、2週間(80時間)以上は大き過ぎ
  予算で分割:全PJの0.25〜2%
  報告周期で分割:1週間以内
 ②WPの進捗管理
  未着手(0%)、着手済み(50%)、完了(100%)の3種類で管理

2.プロジェクト実行フェーズ
(1)適切なリーダーシップのスタイル
 ①作業志向リーダーシップ
  作業の完了を重視し、作業分担、パフォーマンス評価に集中する
 ②メンバー志向リーダーシップ
  メンバーとの信頼関係、部下のニーズに関与を続ける
 ③報酬志向リーダーシップ
  仕事の達成度に報酬を直結させる
 (報酬には給与、昇進だけでなく、支援、激励、安心感なども含まれる)
(2)歩き回ってマネジメントする(MBWA:Management by Walking Around)
(3)実行指針
 オープン・ドア方式(ODP:Open Door Policy)
 組織の上位者と従業員は直接話し合う事ができる(Eメールも含む)こと

3.プロジェクト・コントロール・フェーズ
(1)対立を解消する
 ①個人間に発生する4つの対立
  1人の個人、複数の個人間、グループ内、グループ間
 ②対立の原因
  目標が一致しない、作業が具体的でない、管理手続きが煩雑、役割が不明確、技術的な問題(新技術リスク)
  要員の調達と配置、予算とコスト、スケジュール、性格の衝突
 ③対立解消の方法
  必要なものを提供する、当事者が話し合う、無視すべき時を知る、強権を発動する
(2)ゼロ・ベース予算方式(ZBB:Zero-Base Budget)
 最重要の作業からリストアップし、概算のコストを上から順に累計し、
 その値が予算総額に達した所で線を引く(線の下の作業は延期か中止とする)