Smily Books Blog 2023年7月更新中

マネジャーの教科書 JMAM管理者教育プロジェクト(日本能率協会マネジメントセンター)

1.目標達成のために全員でプランニングする
(1)現状分析の視点(PQCDSMT)
 ①P(Productivity):生産性
 ②Q(Quality):品質
 ③C(Cost):経費、原価
 ④D(Delivery):納期
 ⑤S(Safety):安全
 ⑥M(Morale):士気、やる気
 ⑦T(Time、Timing):時期、タイミング
(2)グループの課題設定時の視点
 ①外部/内部環境変化把握
 ②上司からの指示
 ③メンバからの要望
 ④各メンバ目標の明確化
 ⑤顧客、他グループからの要望
 ⑥現状問題点、前期反省点
(3)課題から目標への落とし込み
  課題(組織目標)を具体的な目標に落とし込む
 ①何を(目標項目)②いつまでに(期限)③どこまで(達成水準)を定量化する

2.メンバの能力を発揮させる
(1)ローラーの動機づけ期待理論
 ①目標達成可能度(努力すれば遂行できそうか)
 ②報酬獲得可能度(成果、報酬を入手できそうか)
 ③報酬魅力度(成果、報酬は自分にとって価値があるか)
(2)達成の可能性が50%で意欲と努力は最大となる

3.メンバと積極的に関わる
(1)意思伝達のロス
 発信者の意思(100%)は、言葉に置き換える段階で60〜80%、相手の理解は35%程度となっている
(2)メンバとの関わり方
 ①インストラクター型(教えるマネージャ)
  コンテンツ指向/個人成果主義
 ②コーチ型(考えさせるマネージャ)
  プロセス指向/個人成果主義
 ③リーダ型(押し出すマネージャ)
  コンテンツ指向/組織成果主義
 ④ファシリテータ型(引き出すマネージャ)
  プロセス指向/組織成果主義
 ※コンテンツ指向:プロセスの反対で結果や内容重視
(3)メンバ自身に考えさせる(OPEN法)
 ①O(Objectices):目標、ゴール、どうなればよいのか
 ②P(Process):手順、実行計画、ステップ
 ③E(Elements):構成要素、別の案
 ④N(Necssary-Action):具体的な行動、確認方法

4.プロセスマネジメントを強化する
(1)PDCAを徹底する
 ①Pの徹底
  やる気につなげるために達成イメージの明確(何を/いつまでに/どれだけ)な計画を立てる
 ②CAP-Dとまわす
  現実にはCから始め、CAPまでは一度に行い、Dは作業期間(月次作業なら1ヶ月)のサイクルでまわす

5.目的達成を阻害する問題を解決する
(1)発見型問題(漠然とした問題)に対応する
 ①明確化(何を解決するのかをはっきりさせる)
  条件(メンバが少ないなど)、状況(リーダシップがないなど)、結果(作業が進まない)と分けた後、漠然とした状況のうち具体的な事実を洗い出す。
 ②主体化(誰が解決すべきか)
  まずは自責で考える