Smily Books Blog 2023年7月更新中

Quartet/Metheny Mehldau

 久しぶりに新譜CD購入。最近メセニーがブラッドメルドーとやってるってのは知ってたけど、もう2枚もCD出してたとは。。
まとめて作った曲を2枚に分けてリリースしたらしい。1枚はデュオ、でこちらがカルテット。タイトルもまんま。
 いつも思うんだけど、CDショップで試聴した時より感動が薄れるのはなぜなんだろう?まぁでも悪くはないです、はい。
ブラッドメルドーのプレイはスゴくスタンダード、というか正統派な気がします。で、なんでもできるという感じでバップなソロプレイ(1曲目)
もあれば、モードっぽいバッキング(5曲目)もソツなくこなしてます。
 ただ、リリカルな感じの6曲目を聴いてもわかるんですが、やはりECM時代のメセニー&メイズとは雰囲気がまるで違いますね。
メルドーの方がメイズより鍵盤しっかり押してる(叩いてる)のがはっきりわかります。特にソロになるとそれが爆発してますね。
静かな曲だと、それがチョット耳障りかな。でもソロがいいね!メセニーもココが一番気に入ったんじゃないかな。
ちょっとラテンしてる曲(7曲目)のソロも時々アウトしながらも、よく唄ってます。
 そいえば、メセニーってコテコテのラテンやボサノバっぽい曲って、やってそうでやってないんじゃないかなぁ。
昔のディメオラみたいな曲はやらないと思うけど、ミッシェルカミロのようなキューバンな人との共演とかなら見てみたいものだ。日本なら、、小野リサのバックとかどーなんだろ?
チックコリアと共演してるのはあるけど、ゲイリーバートン先生つながりだから、スペインみたいな曲はやってなかったと思うし。
メセニーのソロはたまに「なんで〜〜〜!?」っていうコテコテのカントリー(ノースアメリカン)なフレーズが出るので、ホントのラテン好きな人に言わせると異端、邪道になっちゃうんでしょうねぇ。あ、でももちろんThird Windは好きですよ〜。That's PMG musicですね、まさに。
CDの最後にMarta's Theme、イタリア映画のサントラから蔵出ししてます。Letter from Homeとかもそーだけど、こーいった曲がサラっとかけるのがこの人のスゴいところかも。ピアノで作曲してんだろな、たぶん。単なるギター弾きのオッサン(失礼!)じゃないのだ。