Smily Books Blog 2023年7月更新中

かもめ食堂

 半年くらい前から何度TSUTAYAに行ってもレンタルできず、今回よーやくご鑑賞。
っとこれだけ期待しながら観たのだが、それでも期待以上の出来!ここ最近観た邦画の中では「茶の味」と同レベル、いや超えてるかも。
 キャスティングが小林さん、もたいさんなので「やぱ猫」のノリを少し想像しちゃったんだけど、オチャラケた掛け合い漫才みたいなセリフは全くなく、良い意味で落ち着いた演技でして。まぁアレから20年もたてば当たり前ですわな。
 たぶんフィンランドヘルシンキでオールロケだと思うんだけど、町並みがとっても品があって素晴らしい!白、ライトブルー、オレンジ系の建物に緑の自然、そこに差し込む北欧のやわらかな夏の光が最高の演出をしてる気がしました。1年の中でベストシーズンのロケだったんでしょう、たぶん。
 ネタバレになるから書きませんが、何気ないセリフの中にも時々ふっと染み込む感じがあってよかったです。説教臭いとダメなんだけど、全体が淡々と進むので気にならなかったのかも。外国(フィンランド)の中でお互い丁寧な言葉で会話する日本人というのも良い空気感で。。やっぱ普段使う言葉って大切ですね!みたいな。
 エンドロールで「原作が群ようこ」にビックリ!昔よく読んでたものです。好きだった旅本もあったなぁ。彼女も当然、フィンランドは観光してるのだろうか?
 あ、そうそう、この映画のソウルフードはおにぎり。梅、シャケ、おかかが基本です!超ウマそーでした。