捨てる生き方 佐藤 康行(ハギジン出版)
1.仕事を捨てる
(1)プラス思考を(時には)捨てる
肯定的な視点と常にセットで否定的な視点(独りよがり、自己満足の否定)を持つ事
(2)結果(数字)を捨てる
結果に執着すると、本来の目的(顧客満足)が見えなくなる
2.悩みを捨てる
(1)性格を捨てる
良い性格と悪い性格は連動しているため、悪い性格だけを捨てる事はできない
(例.怒りっぽい<>元気がある、あきっぽい<>好奇心旺盛、だらしない<>こだわりがない、優柔不断<>人に優しい)
→性格は改善するのでなく、リセットし新しい性格に生まれ変わるしかない
→自分を捨てる(誰かの言う通りに全て動く)ことで、その人の分身(役者になったつもり)の行動ができる
→ただし、完全コピーしようとしてもできない部分があるが、実はそれが本来の自分の個性となる
(2)心配を捨てる
将来の不安、心配は最悪の事態を想像して、それを受け入れる事
3.人生を捨てる
(1)価値観を捨てる
精神的な経済の2極化
①もっと欲しいという執着(お金持ちになりたいという上昇志向)
②現状を守りたいという執着(貧しくても現状で楽しむ、競争、争いが嫌いな志向)
→①、②何れの執着も一度完全に捨てる事
4.捨てる生き方の5段階
(1)知る(科学、知識欲)
(2)信じる(未知の世界があるという事を認めること)
→デメリット:妄信
(3)見える(現象、事実のみをありのまま捉える事
→デメリット:自己の周りのみに囚われる
(4)無い(物事は生々流転し、無常であると考えること)
→デメリット:自己満足な悟りとなる
(5)在る(自分を生かしてくれる宇宙と一体だと感じること)
→「愛」と「価値観」は反対語だと考える