Smily Books Blog 2023年7月更新中

絶妙な話し方の技術 (アスカビジネス) 橋川 硬児(明日香出版社)

1.ノイズ・リダクション
 思考ノイズ(妄想、決めつけ、思い込み)を取り去る事
(1)クラッシュ・アンカー
①マイナスの思考ノイズが浮かんだ時、手首に痛みを与える(アンカリング)
②「ノイズと痛み」がセットとなり、数回繰り返すうちに手首を触るだけでノイズは消えるようになる
(2)リフレーミング
①浮かんでくるいろんなイメージ、言葉をそのまま紙に書き出していき、一番ポイントとなるフレーズを抜き出す
②一番ポイントとなるフレーズの逆の意味を考え、書き出す(リフレーミング)
③①で書き出した時点で、それまでの思考ノイズを捨て去る(掃き出す)効果がある
(3)SK2コンバート
 視線(S)、姿勢(S)、言葉(K)、呼吸(K)を整える
(4)ディソシエート・アンカー
 ①ある事に浸り込んでいる状態(アソシエート)から、それを客観的にもう一人の自分が見つめ直している状態(ディソシエート)に持っていく
 ②①の状態にする時に身体にマーキング(指をつまむなど)してアンカリングすることで、いつでもディソシエートできるようにしておく
(5)3Dビュー・シンキング
 自分、相手、第三者の3つの視点で常にその場を眺める
(6)イメージ・エレメント・チェンジ
 ①良い経験と悪い経験のその時の各要素(色、温度、声、位置など)をリストアップする
 ②要素別に悪い経験から良い経験へ状態を移してやる
(7)ブレイン・スリーパー
 右鼻は左脳に左鼻は右脳に繋がっている
 ①左脳ストレス(数字や言葉が頭から離れない)のある時は、左側を上にして左鼻の呼吸をよくして眠る
 ②右脳ストレス(人の顔、情景、シーンが頭から離れない)のある時は、右側を上にして右鼻の呼吸をよくして眠る

2.インパクト・インプレッション
 左視野の情報は右脳に入りイメージとして記憶に残りやすい
(1)相手に印象を与えたいなら相手の左視野に自分を配置する(与えたくないなら逆)
(2)コングルーエント・インプレッション
 言葉と振る舞いの一貫性で良い印象が創られる
(3)3秒→30秒→3分でギャップを起こす
①最初の3秒:マイナスの印象を出し、相手にナメられること
 ②30秒:本当の自分を垣間見せる(名刺交換でのお辞儀、態度、視線、姿勢など)
 ③3分:相手から質問される、ほめられるよーにする
  →ただし、自分からは否定し(謙遜)、最初の印象のまま別れる

3.コングルーエント・ラポール
 潜在意識レベルでの同調(言葉で説明しなくとも相手が行間を埋めてくれる状態)
(1)キャリブレーション(見なくても見えている状態)を身につけること
相手の無意識の変化を自分の無意識が察知する
(2)キャリブレーション(見なくても見えている状態)の身につけ方
 ①呼吸を観る(相手の呼吸を観察し、合わせる
  相手が話し終わった時に自分も息を吸って、相手の話の後に一拍おく
 ②声を聴く
  大きさ、トーン、スピード、フレーズ間隔など
(3)表現と理解の状態をパターン化してみる
 ストレート(表現=理解)、遠回し(表現の周辺=理解)、逆、言わない

4.ノンバーバル・トーキング
(1)問いかける順番
 ①思い出させる質問(「この間の事なんだけど・・・」)
 ②考えさせる質問(「あれどうなったんだっけ」)
 ③感じさせる質問(「あの時はずいぶん待ったよね」)
(2)ボイス・マーキング
 重要なワードほど声を小さく、低く、ゆっくり話す事
(3)フューチャー・トリップ
 将来の状況を何パターンか相手に想像させ、どちらが良いか選択させる
(4)カウンター・フィードバック
 「もしあなたが私の立場ならどうしますか?」と切り換えす