Smily Books Blog 2023年7月更新中

じぇふぽーかろ

かれこれ10年以上前に入手したJeff Porcaroの秘蔵ビデオを、
DVD化しておこうと先日思いつきました。
んで、DVDレコーダのHDDにダビング中、確認のためチラ見するだけのつもりが、
懐かしさのあまり、結局最初から最後まで見てしまいました(^^;;
やってる事が相変わらずアホですねぇ−>じぶん


映像は、何曲かのレコーディング風景の流し撮りなのですが、
カメラが定点観測してるのはひたすらドラムのみ(^o^)
ドラムに興味のない人にとっては、全くもってツマラナイ映像です。
僕にとっては、おもむろにウォーミングアップから始まって、
曲調に合わせてそれぞれ演奏していくシーンが、
ありのまま映されているので、とても興味深いのですが。。


最初のウォーミングアップのシーンは、10分、いや20分近くあったかもしれません。
でも、そこからして、とてもカッコよくて。。
最初は延々とバスドラ+ハットだけの両足エクササイズ(ロザーナっぽいもの)から入り、
そこにバックビートのスネアを追加、次にハイハットも入った簡単な8ビートとなります。
(この辺りでウォーミングアップというより、曲に合わせたドラムアレンジを考え始めてるのでしょう。)


見直してみて、あらためて気がついた点をメモしておきます。


●バスドラの音が全般に小さい
 カメラが常に背中からのアングルで撮影しているせいもあるかもしれませんが、
 バスドラの音が思いのほか小さかった。
 ペダルの踏み方もとてもリラックスしていて、
 踏み込んだ後、自然にビーターが離れている事もしばしば。
 意識してビーターを離す(いわゆるオープンなキック奏法)ではなく、
 リラックスしているから自然に離れましたという感じ。
 ココゾ!(要するにフィルインですね)という時しか、キックは強く踏み込んでいないよーです。

●スネアのタイミング、音が一定、かつ大きめ
 どんなに曲調が変化してても、基本的にスネアのバックビートのタイミング、
 音量共に全くブレません。驚異的です。
 どんな物凄いフィルインをやっても、その前と後でテンポが全くブレないのが、
 基本的な事なんでしょうが、素晴らしいです。
 まさに曲のテンポにグリッドしまくりで、一度食いついたら、もー離れません!って感じでしょうか(^o^)
 バラードのような曲でも、ほとんどがリムショット気味で、
 スネアの音量は、曲によって大きく変化させようとはしてないよーです。

●フィルインのダイナミクスが凄い
 曲の後半のサビなどで盛り上がってきた時に繰り出す
 フィルインの爆発力&切れ味がもの凄いです。これまた驚異的!
 ハイハットはもちろんシンバルも真っ二つに切り裂かれるかのよーな叩きっぷりになります。
 これは映像で見ないと伝わらない迫力かもしれません。

●右手だけでなく左手首のスナップも驚異的
 ジェフといえば、右手の片手ハイハットが有名で、
 「アップストロークで右手のスナップは鍛える」
 なんて彼自身も教則ビデオでお話してますが、左手の切れ味も相当なものです。
 ハットを使って右手1+左手2のパターンで左手ダブルの高速化練習?をしている
 シーンもありましたが、RLL RLL RLL RLL〜のスピードが相当に速いです!
 おそらく左が右より遅いのがイヤで、彼ほどの人でも日頃から練習してるのでしょう。
 おそらく練習しなかった方の右手は更に速いはず。


などなど。。。
なお、ビデオ鑑賞後にバンドリハで自分がスタジオに入った時、
ウォーミングアップの順番を早速マネしちゃいましたね(^o^)
ほんとに相変わらずおバカなことしてますです(^^;;