時間とムダの科学 大前 研一他(プレジデント社)

1.水曜日をオフに
(1)自分ひとりで考える自由時間を半日は確保し、将来を考える事に最優先する
(2)できるだけ遅く出社し、カフェなど落ち着いた空間で考える
(3)立ち止まって整理整頓する日と割り切る

2.計画の立て方
(1)計画は毎日修正する
(2)想定外の時と道筋変更した時の状況を事前に検討する(最悪の場合に備え、愚直な努力を毎日行う)

3.目標達成するためのコツ
(1)成功した後の良いイメージを具体的に毎日描き続ける(「〜すべき」という目標だけでは達成できない)
(2)行動を変える
　①時間配分を変える
　②住む場所を変える
　③付き合う人を変える
　この中で①が最も効果的(決意や目標を決めるだけでは人間は変わらない)

4.時間管理の仕方
(1)最低でも年に２回程度、３、４週間分の作業記録(仕事毎の作業時間)を正確に測ってみる(やった仕事の内容を記憶に頼らない)
(2)(1)の中で不要な時間を切り取り、捨てる(その仕事を捨てても何も変わらない＝捨てるべき仕事)
(3)優先順位でなく劣等順位付けをして、ランクの高いものから捨てていく
(4)残った時間のうち、自由になる時間をできるだけ大きくひとまとめにする(一日のうち四分の一をまとめられれば合格)
(5)以下の観点で優先順位付けする
　・過去でなく未来を選ぶ
　・問題ではなく機会に焦点を合わせる
　・横並びでなく独自に方向を決める
　・無難で容易なものでなく変革をもたらすものに照準を高く合わせる
(6)以下の順番で時間をつかう
　・Why(そもそも何のためにやるのか)
　・What(何をやるべきか)
　・How(どうやるか)