仕事ができる人できない人 堀場 雅夫(三笠書房)
1.自分の欠点は直さない(”ムダな努力"はするな)
短所と長所は表裏一体のため、短所を直すのでなく長所と考えて伸ばすよう努力する
2.その場で決断する
常日頃から意思決定の仕事の状況をシミュレーション(頭で思いよぎる程度)しておけば、決断は早くなる
3.どんな難問も15分で結論を出す
15分以上考えているのは実は迷っているだけ
移動時間など利用し、時間を区切った中で考える習慣をつければ決断は早くなる
4.八方美人でなく協調性を持つ
周囲と馴れ合うのでなく、相手の意見を全て理解した上でベストの結論を見つけ出す
5.群れない人
群れる人=そのグループ以外に対して排他的な人であり、情報が偏ってしまう(群れた中の情報しか得られない)
6.感激することにハングリーな人
アメリカの大富豪は、物質的に満たされても感激することへの欲望は旺盛
7.結果的に「新しいもの」を生み出す人
目先の新しいものを追いかけるのでなく、自分の幸福を追い求めた結果が新しいものであること
8.一日の様々な行動毎にそれぞれリミット意識を持つ
9.つねに両極端の価値観を持つ
リスクは自分から背負うが、あらゆる手だてを講じてリスクは最小限にする
10.一日のうちで「最高に集中できる二時間」をどう作るか(一番集中できる時間帯に重要な仕事を持ってくる)
11.会議は「自分の結論」を持って出席する
12.指示された内容がわからなくても質問しない
自分の仮説から結論を出した上で報告し、相談する
13.アリの理論(全体の2:6:2が優秀:並:落ちこぼれ)で優秀な2割を集めても、また2:6:2と優秀:並:落ちこぼれと分かれてしまう
→落ちこぼれの2割を集めてその中の2割を引っ張り上げること
14.プライド(=自分の望み)はいつも少しだけ高く持つ
→同僚を評価することで自分の現在位置(ポジション)を知り、それに対して少し上の目標を決める
15.努力しても運がつかめるかどうかわからないが、努力しないと運は絶対つかめない
16.普段から本当のリスク(突発事故)の状況、場面をいつも想定して問題解析と対処を考えておく
17.「質」と「速さ」のどちらを重視するかは要求内容による