Smily Books Blog 2023年7月更新中

SEを極める50の鉄則 馬場史郎(日経BP社)

1.プロジェクト発足時

・規模にもよるが、スケジュール表一枚ではなく、最低50〜100の作業項目までブレイクダウンしたスケジュール表(できればPERT図)を作成する。

・キーの数値は頭に入れておく。具体的には、プロジェクト規模、開発期間、各工程の開発期間比率、各種生産性値、システムパフォーマンス値など。

・出だしにこそ、意欲的な行動をとる。具体的には、プロジェクトの進め方が議題となる

最初の打ち合わせが終わったら、すぐ内容を整理し自分の考えを添えて翌朝には報告書を提示する。

2.客先訪問タイミング

・ 稼動前後は必ず訪問する。客先からのクレームについては、対応判断までは自分で行うが、その後の連絡は担当に直接やらせる。(あるいは客先にそう伝える。)

3.プロジェクト開発時

・最低、開発計画とテスト計画は必ず自分でレビューする。

4.プロジェクト終了時

・レビューし、経験したことはまとめておく。

・成功プロジェクトでも、結果オーライ(=たまたま成功した)なのか見極める。

・ 顧客からの感想を率直に述べてもらう。

5.日常

・毎日1ページでも良いのでマニュアルを読む。

6.全体

・SEマネージャ一人が対応できるプロジェクトは、SE数×顧客数が400から500が限界。

・ビジネスに強い点を営業にアピールする。具体的には、営業の目標達成数値に繋げるためにSEとして何をやれば良いのかを営業に確認する。

・SE関連部門の担当とのリレーションを作る。

・営業や他部門との交渉では、「やってくれ」「頼む」をうまく使い分ける。

・顧客との折衝は、自分に都合の良い基本的な考え方や方針を顧客にアピールし、納得してもらう。「・・をどうしましょうか?」はやめる。Can’tではなく、Yes,butあるいはBetter thanのスタイルで答える。意見をまず言わないと顧客から信用されない。顧客担当にとってではなく、顧客企業にとっての意見を述べる。