チャートで考え、伝える技術 日本能率協会コンサルティング(日本能率協会マネジメントセンター)
1.チャートの語源
ラテン語で「紙切れ」の意味(CARDも同じ)
小さな紙切れでお互いの約束を確認するため
2.思考ループと思考シーン
(1)着想ループ(発想/検証)
①マインドマップ
思いついた事に自由な広がりをもたせたい場合
②パイチャート
円を4〜8分割し、強制的に視点を広げたい場合
③属性列挙法
キーワードの属性をフックにしてアイデアを発想したい場合(例.新聞紙→紙、文字、燃えるなど)
④マトリクス
縦軸、横軸を設定し、全項目埋められないか検討することで網羅的に発想したい場合
⑤図、絵
レイアウト、図、写真、イメージから発想
(2)企画ループ(具体化/取捨選択)
①項目による取捨選択
項目(費用、期待効果、基幹、影響度など)を決め、それぞれ基準を設けてまず取捨選択し、次に総合的、全体洞察的に(重大なもの、大切なものの見落とし確認)再確認する
②MECOSPROC
M(Mission) 事業として考える狙い・意義
E(Environment) 市場や社会などの環境動向
C(Competition) 競合の動向
O(Object) 事業化の目的・目標
S(Strategy) 戦略。事業展開の基本的考え方
P(Planning) 事業化計画
R(Resource) 必要資源(人、もの、金、情報など)
O(Opportunity) チャンスの可能性、拡大可能性など
C(Contingency) 不測の事態に備える計画
③フォースフィールド
1つの案について、推進する要素と抑制する要素をそれぞれ書き出し、それらをまとめて比較し実現可能性を評価
④プロトタイプ、シナリオライティング
商品カタログ、新しい事業案のシナリオ(予測ストーリーを楽観/悲観で文章化)などを作成し、直感/洞察力なども活用して総合評価
⑤取捨選択する時には、捨てなかった時のリスクを見える(ポンチ絵などで表現)ようにする
(3)実行ループ(計画/知識化)
PMBOKツール(WBS)、IDEFなど