私はこうして発想する 大前 研一(文芸春秋)
1.ネットワークから考える
(1)ネットワークとは
顧客との接点と接点を繋ぐ線のようなもの
(2)中立のネットワーク
個別のコンテンツを独占するようなポータルは発展性がない
どのコンテンツ提供者からも中立のネットワークが理想的
(3)プッシュからプルへ
コンテンツの選択主導権はユーザに渡す事
供給側は情報のプルに徹する
(4)双方向性が重要
FM局の統合により日本のTCI(ケーブルネット事業:ジョン・マローン)となる可能性有り
(5)現状のネットワークを分析し、一番有効なネットワークを選択する事
2.他にはないものを目指す
(1)コンテンツの専門化(CNNなど)がひとつの回答
(2)コンテンツでなく売り方自体で差別化する(デルの直販)
マイケル・ポーター(ハーバードビジネススクール)のバリューチェーンのセオリーから見ると、ユーザとオペレータのホットラインのみの直販システムは論外だった
3.討論する
(1)クロスファンクショナルチーム(カルロス・ゴーン)
討論では、とりあえず「それは違うんじゃないか」と言ってみる
各部署から横断的なチームを結成し、チーム意見により良いアイデアを出す
(日産リバイバルプランでは数ヶ月調査、議論を実施)