大富豪になる人の小さな習慣術 ブライアン・トレーシー(徳間書店)
1.自己概念
潜在意識に刻み込まれたもの(心のハード・ディスクに永久保存)
(1)コンフォート(快適)ゾーン
一度「こんなものだ」と思い込んでしまうと、そのゾーンからレベル・アップしようとしなくなってしまう
(2)自己概念の3つのパーツ
③は①と②のギャップに影響される(①>②だと③は弱まり、①=②だと強まる)
①理想自己
将来どんな人になりたいのか?
②セルフイメージ
あらゆる局面でどんな行動をしている自分をイメージするか?
③自尊心
自分がどれだけ好きか?
2.幼児期からのネガティブ習慣
(1)抑制型(新たな体験を恐れる「できない」という気持ち)
(2)強迫型ネガティブ習慣(他人がどう見ているか恐れる「(他人のために)やらなきゃ」という気持ち)
→なくすには自尊心を高めるのが一番効果的
3.目標設定7つのステップ
(1)特定分野で何をしたいか具体的かつ要点で目標を書き出す(「〜しよう」でなく「〜する」と断言する)
(2)目標期限を設ける(期限が長い場合は、細かく区切ってそれぞれ締め切りを設ける)
(3)(1)が達成できるためにやるべきことをリストアップする(毎晩更新)
①眠る前に作成
②次の日は何分かけても良いので、優先順位を決めてからとりかかる
(4)(3)のプランニング(優先順位と作業順序決定)
(5)リスク(目標達成を阻む障害物、限界点など)の認識と排除
(6)最大のリスクが排除でき、かつ最大の目標達成に向かうアクションを起こす
(7)(6)の行為の習慣化
4.必須スキルの改善方法
複数ある必須スキルのうち最も重要なスキル(=最も苦手なスキル)に集中して改善をはかる
→一番苦手なスキルが楽しめるようになるまで習慣化する
→成果が出るまで5〜7年かかると考え、地道にやるしかない
5.最も効果的な習慣
ポジティブなひとりごとと視覚化された心のポジティブイメージをコントロールする
(1)ポジティブな新聞、テレビ、本しか見ないこと
(2)自分がポジティブになれる人とだけ付き合うこと(自分が尊敬、あこがれる相手だけと交際すること)
→チャンスが来たとき素早く行動がとれる(新しい事柄に着手した時、人よりも主導権をとる習慣)
6.くさび理論
パーキンソンの法則(収入が増えると比例して支出も増える)を打ち破る理論
収入が増えた時点で、増えた分の半分を貯蓄にまわす
7.仕事の4つのタイプ
(1)学ぶのも従事するのもむずかしい仕事
自分にない特殊なスキルが必要で、仕事に就いた後もむずかしさは変わらない
(2)学ぶのはむずかしいが、軌道に乗ると簡単になる仕事
スキルを覚えるのは非常にむずかしいが、会得してしまえば日一日を楽になる仕事
(3)学ぶのは簡単だが、続けるのは大変な仕事
覚えるのは簡単だが続けるのは大変(肉体労働など)
(4)学ぶのも続けるのも苦にならない仕事
→これを見極め、選択すること
8.個人の能力を強化する習慣
(1)付加価値の高い活動(会社に貢献でき、かつ自分にしかできないこと)に集中すること
→わからなければボスに3つ選んでもらい、その中から一つ選択すること
(2)一つの仕事を始めたら、必ず完全に終えること
→途中でやめると、やり直すたびに作業開始のウォーミングアップと後片付けを行わないといけないため非効率
(3)21世紀に重要な唯一のスキルは、新しいスキルを学ぶスキル(ピーター・ドラッカー)